昨日はだーさんが仕事を半日で終えて帰ってきたので、またまた近場の蕎麦やさんへ行ってみたのだった。天保年間から創業しているという老舗。
 平日真昼曇り空の下。二人で目抜き通りまでぶらぶら歩く道々、見上げれば、何匹ものトンボがついーっついーっと飛び交っていたのだった。「トンボ、かなりいるねぇ」「梅雨明けもしてないのに…」、苦笑交じりに言葉を交わす。
 
 どうしてこの辺では、日傘をさしている女の人が少ないのかわかってきた。今どき曇っていたって日傘は必需なはずだが、実際に日傘をさして歩いていると風が強くて大変!なのだもの…。同じ理由で帽子も厳しい。
 風に持っていかれそうになる日傘の柄を必死でつかむ度に、メリー・ポピンズを連想してしまう。読んだことはないのだけれど。